「RRR」ってどんな映画?
「RRR」は2021年に公開された、インドの歴史的なフィクション映画なんだ。監督はS.S.ラージャマウリで、主演はN.T.ラーマ・ラオ・ジュニアとラーム・チャランっていう俳優たち。この映画は、インドの独立運動に参加した二人の伝説的な自由闘士、コマラム・ビームとアッルリ・シタラーマ・ラージュの物語を描いているんだ。でも、歴史的な出来事を忠実に再現しているわけじゃなくて、二人の自由闘士が出会ったという架空のシナリオを描いているんだよ。
この映画は、もともとはコロナの影響で公開が延期になっていたんだけど、2021年10月13日に遂に公開されたんだ。それから、この映画はインドだけでなく、世界中で大ヒットしたんだ。特に日本では、インド映画やアクション映画が好きな人たちに大きな反響があったんだよ。この映画の魅力は、スケールの大きなアクションシーンや美しい音楽、感動的なストーリーなどがたくさん詰まっているんだ。それに、インドの歴史や文化に触れることもできるから、本当に面白いよ。
「RRR」に出てきたバイクについて
この映画は英占領時代のインドが舞台で、出てくるバイクも軍用モデルのBSA・M20など、英国製がメインなんだ。
博物館に収蔵されているようなベロセットなどは、おそらく撮影用のレプリカだと思うけど、時代的にまだ存在しないであろうロイヤルエンフィールドのBulletや、インド製バイクのパジャジをM20に見せるようにカスタムされた車両など、バイク好きにとっても見ごたえのある作品なんだよ。
見どころはビームとラーマが初めて出会う場面。
お互いの身元も知らないまま、初対面となるのは列車事故の現場なんだ。
まるで鉄橋と列車が川に落ちそうな中州で、取り残された子どもを救うため、ビームはロイヤルエンフィールドのブリットにまたがり、ラーマは馬に跨って爆走。橋の両側から燃え盛る川へ向けて、なんとも凄絶な方法でダブルバンジーをかけて救助するんだ。
あとはビームが英国軍との戦いで使うんだけど、それがただの乗り物としてじゃなくって、英軍が使ってきたBSA M20みたいなバイクを、ビームが気合を込めて地面をドスンと叩いた反動で跳ね上げて、それを打撃武器や投擲武器としても使っちゃうの。まあ、「そんなことありえないでしょ」とか思う人もいるだろうけど、その瞬間はもう、頭の中が『RRR』モードになっちゃって、「やっぱバイクってのは打撃武器だよね!」って思っちゃうんだよ。
「RRR」は、新しい可能性を示したインド映画の一つで、見たら絶対にインド映画のファンになること間違いなし!劇場でぜひ楽しんでみてね。