別府と湯布院を結ぶ湯布院日田往還

絶景と爽快なワインディングを楽しむツーリングルート

九州を代表する温泉地、別府と湯布院。この二つの街をつなぐ県道11号、通称「湯布院日田往還」は、ライダーにとって魅力あふれるツーリングロード。豊かな自然に囲まれたワインディングと、開放感あふれる絶景が待っている。

今回は、この湯布院日田往還を走る楽しさを紹介しながら、ツーリングのポイントや立ち寄りスポットをピックアップ。バイクで走るからこそ感じられる爽快感を、一緒に味わってみよう。


湯布院日田往還とは?

温泉地をつなぐワインディングロード

湯布院日田往還は、大分県の別府市から由布市湯布院町へと続く県道11号線の一部。由布岳の東側に位置する鶴見岳の南麓を抜けるルートになっていて、豊かな自然に囲まれた美しいワインディングロードが特徴。

ルートの途中には、湿原や高原地帯も広がり、天気が良ければ雄大な由布岳の姿を間近に見ることができる。観光地へのアクセスも良好で、温泉やグルメを楽しみながらツーリングができる点も魅力のひとつ。


ルート概要とおすすめの走行プラン

スタート地点:別府市・堀田温泉周辺

ツーリングのスタートは、別府市内から。堀田温泉のあたりから県道11号に入ると、すぐにワインディングが始まる。

最初の区間は、林間を走るアップダウンのある峠道。路面状況はそれほど良くはないが、ゆったりとしたペースで走れば問題なし。途中、標高1375mの鶴見岳を仰ぎ見ながら、涼しい空気を感じられるのがポイント。

城島高原エリアへ

峠道を抜けると、城島高原エリアへと入る。ここから視界が開け、雄大な由布岳の姿が徐々に見えてくる。特に、猪の瀬戸と呼ばれる湿原を抜けるあたりは、周囲の景色と相まって走る楽しさが増してくる区間。

このあたりから道路も走りやすくなり、程よいカーブが続く気持ちのいいルートに。ライディングのリズムに乗れると、自然とアクセルを開けたくなる。

湯布院エリアへ

湯布院の街へ向かうにつれ、道はなだらかになり、視界もさらに開ける。朝霧が発生することでも有名な湯布院だが、日中は緑の中を駆け抜ける心地よさを優先したいところ。

途中には、「狭霧台(さぎりだい)」という展望スポットがあり、ここからは湯布院の町並みが一望できる。早朝のツーリングなら、ここで朝霧に包まれた幻想的な景色を楽しむのもアリ。

湯布院の中心部に入れば、ツーリングの締めくくりに温泉やカフェでのんびり過ごすのもおすすめ。


湯布院日田往還のおすすめ立ち寄りスポット

1. 堀田温泉(別府)

スタート地点近くにある別府八湯のひとつ。かけ流しの湯が楽しめる公共温泉で、朝風呂を楽しんでからツーリングを始めるのもいいかも。

2. 城島高原パーク

途中にある遊園地で、アトラクションを楽しむのもアリだが、敷地内にある温泉「城島高原ホテルの湯」も魅力的。景色を眺めながら、ちょっとした休憩にぴったり。

3. 狭霧台(さぎりだい)

湯布院を見下ろせる絶景スポット。特に朝早く訪れると、町が霧に包まれる幻想的な風景が見られることも。

4. 湯布院のカフェ・グルメ

湯布院には、おしゃれなカフェやレストランが多く、ツーリングの休憩にぴったり。特に「B-speak」のロールケーキは人気で、ライダーにもおすすめ。


湯布院日田往還を走る際のポイント

1. 路面状況に注意

一部の区間では路面が荒れていることもあるので、特にコーナーでは慎重に。

2. 早朝 or 夕方の走行がベスト

日中は観光客の車も多くなるため、比較的空いている朝や夕方の時間帯が走りやすい。

3. 天気のチェックを忘れずに

山岳地帯を走るため、天気が変わりやすい。雨具を準備しておくと安心。


まとめ

湯布院日田往還は、温泉地をつなぐ魅力的なツーリングルート。ワインディングを楽しみながら、九州の大自然を感じられる絶好のスポット。

別府の温泉でリフレッシュした後に、絶景を眺めながら快走し、湯布院でグルメやカフェを満喫。そんな最高のツーリングプランを実現できるルートになっている。

次のツーリング先を探しているなら、ぜひこの湯布院日田往還を走ってみてほしい。風を感じながら、九州の魅力を存分に味わえるはず。